
上品で落ち着いた印象の黒ドレス。結婚式に着てよいのか迷う方も多いですが、マナーを守りつつ華やかさを意識すれば、お祝いの場でもふさわしい装いが叶います。今回は、黒ドレスの着こなし方やおすすめの小物、避けるべきNGポイントを詳しく解説します。
結婚式のお呼ばれで黒ドレスはOK?基本マナーをおさらい

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結論から言うと、黒ドレスはマナー違反ではありません。ただし、「喪服っぽく見えない工夫」が必要です。結婚式はお祝いの場。全身を暗い色でまとめてしまうと、どうしても地味な印象になってしまうことも。そこで意識したいのが、華やかさや軽やかさをプラスする工夫。小物や素材感、デザインで上手にバランスをとれば、黒ドレスでもお祝いムードをしっかり演出できます。
結婚式で黒ドレスを着こなすポイント
素材やデザインで抜け感を意識

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黒というカラーは重くなりがち。そこで活躍するのが、レース・シアー・チュールなど軽やかな素材感。透け感や動きのある素材を選ぶだけでグッと抜け感が出て、華やかさもプラスされます。リボンやフリルなどのディテール、ドレープの美しいシルエットも、上品な華やかさを演出してくれるポイント。黒ドレスを選ぶときは「素材感」と「動き」に注目してみて。
小物で華やかさをプラス

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ドレスを黒にするぶん、小物は華やかに。明るめカラーのバッグや、パール・ビジューなどのアクセサリーで、顔まわりに華を添えましょう。揺れるピアスやボリュームのあるネックレスなど、動きのあるアイテムを選ぶと、お祝いの場にふさわしい“きちんと感”も演出できます。
レイヤードでまわりと差をつける

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1枚で着てもサマになるのが黒ドレスの魅力ですが、羽織りやジレを合わせたレイヤードスタイルもおすすめ。たとえば、シアーなボレロやカラーを効かせたショートジャケットをプラスすると、センスよく差がつくコーディネートに。同じドレスでも、羽織りや小物でガラッと印象を変えられるので、着回しの幅も広がります。
結婚式におすすめの黒ドレスコーデ
シアー素材×スパンコールで華やかに

透け感のあるシアー素材にスパンコールをあしらったデザインは、動くたびに光を反射してパッと華やぐ一枚。重くなりがちな黒でも、軽やかさときらめきでお祝いムードをしっかりキープ。上品な肌見せも叶うから、ほどよく抜け感も演出できます。
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品よく決まるレースワンピース

繊細なレースをふんだんに使ったワンピースは、フォーマルな場にぴったりの上品さが魅力。華やかさときちんと感のバランスがよく、幅広い年代にも好印象。黒でも華やかに見えるデザインのものを1着持っておくと重宝します。
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キレイめに仕上がるAラインワンピース

裾にかけて広がるAラインは、誰にでも似合いやすく、スタイルアップも叶う万能シルエット。上質な素材を選べば、それだけで品格が出るので、小物で華やかさを加えれば完成。
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シンプルな黒ワンピはジャケットでこなれ感を

ベーシックな黒ワンピも、ハンサムなジャケットを羽織るだけで洗練されたレイヤードスタイルに早変わり。小物で明るい色を持ってくれば、華やかさとこなれ感を演出できます。
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デザイン袖のブラックドレスでエレガンスを演出

パフスリーブやタック入りの袖など、袖コンシャスなデザインなら、シンプルでも視線を集めます。露出を抑えながらも地味にならないので、格式高い式にもおすすめ。
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控えめな華やかさを備えたシアーワンピース

ほどよい肌見せが叶うシアー素材のワンピースはふわっと軽い素材感で黒でも重く見えず、昼間の結婚式にもぴったり。デザイン次第で甘めにも大人っぽくにも振れるのが魅力です。
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伝統的な挙式にはロングワンピースで上品に

教会や神前式など、格式ある場ではロング丈の黒ドレスが頼れる存在。露出が少ない分、小物で華やかさを加えると◎。歩くたびに揺れるシルエットが、上品な美しさを引き立ててくれます。
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セパレートで作る黒ドレス風コーデ術
背中開きトップス×フレアスカートでドラマチックに

フロントはシンプル、でも後ろ姿で魅せる背中開きデザインなら、大人の余裕を感じさせるドラマチックな装いに。フレアスカートで動きを出すことで、全体に軽やかさもプラスできます。
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チュールスカート×ジレのこなれ格上げスタイル

ふんわりとしたチュールスカートにジレを重ねれば、洗練された雰囲気の上級者コーデが完成。ジレでスタイルアップも狙えるうえ、きちんと感も◎。まわりと被りたくない人におすすめのコーデ術です。
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レース×プリーツはモードに仕上げて

クラシカルなレースとプリーツで、黒でもモード感漂うスタイルに。ディテールに遊び心があるぶん、アクセサリーは控えめにまとめてバランスを取るのがポイント。
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黒アイテムなら、パンツスタイルやオールインワンもおすすめ
クールかつ新鮮なジャケット×オールインワン

メンズライクなジャケットとオールインワンを合わせたスタイルは、かっこよさと上品さを両立したモードな装い。小物にチェーンやクリスタルなど煌めくアイテムを取り入れて、華やかさを忘れずに。
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ブラック×キレイ色で目を引くパンツスタイル

黒をベースに、グリーン・ピンク・パープルなどのキレイ色を効かせると、一気に華やかな印象に。パンツスタイルでもフォーマル感は保ちつつ、遊び心ある着こなしが楽しめます。
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シンプルなオールインワンはキラキラ小物でオケージョン感を

無地の黒オールインワンは、着るだけでスタイリッシュに決まる優秀アイテム。シルエットがキレイなものを選んで、アクセやバッグでアクセントを加えれば、フォーマルな場でも浮かずに映えます。
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まわりと差がつくハンサムなスリーピース

ジレ・パンツ・ビスチェのスリーピースは、クール派さんにぴったりのお呼ばれコーデ。全身黒でもアイテムのバランスをうまく取ることでリズムが生まれ、スタイリッシュな印象になります。あえてのマニッシュさでまわりと差をつけて。
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洗練度高めのジャケパンコーデ

かっちりとしたジャケットにセンタープレスのパンツを合わせたスタイルは、大人の洗練さが際立つ上品コーデ。黒でまとめつつも、インナーにシルクやサテンなど光沢感のある素材を取り入れると、きちんと感と華やかさのバランスが絶妙に。足元はヒールで締めて、女性らしさをひとさじ加えるのが◎。
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結婚式で黒ドレスを着用するときの注意点
全身真っ黒コーデはNG!「喪服感」を避けて
全身を黒で統一すると喪服のように見えることも。黒バッグ・黒シューズ・黒ストッキングのフルブラックコーデは避けましょう。結婚式というお祝いの場では、ベージュ系のストッキングや明るい色の小物を取り入れて、華やかさをプラスするのがポイント。
肌の露出は控えめに
結婚式では肌の露出が多すぎる服装は避けるのがマナーです。背中の大きく開いたデザインや、極端に短い丈のワンピースはNGとされることもあるため注意が必要。ノースリーブやオフショルダーなど、露出が気になるデザインの場合は、ボレロやストールなど羽織りものをプラスすると安心です。
カジュアルすぎる素材&デザインは避ける
結婚式はフォーマルな場なので、カットソー素材や綿、リネンなどのラフな印象のある素材は避けるのが無難。Tシャツ型やパーカデザインなど、普段着の延長のようなデザインも避けましょう。レースやシフォン、サテンなどの上品な素材を選ぶことで、TPOに合った装いに仕上がります。
結婚式の黒ドレスに合わせたいおすすめ小物・アクセサリー
バッグは明るめのカラーを選んで

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黒ドレスに合わせるバッグは、ベージュ・シルバー・くすみピンクなど明るめのカラーがおすすめ。素材はサテンやラメ入り、ビーズなどを選ぶと、重たくなりがちな黒コーデに軽やかさと華やかさをプラスできます。
アクセはパールor揺れるタイプで華やかさアップ

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アクセサリーはパール系や揺れるデザインのものを選ぶと、シンプルな黒ドレスが一気に華やかに。首元にボリュームを持たせたり、胸元にきらめきを加えたりするだけで、お祝いムードがグッと高まります。
シューズやタイツも黒以外で抜け感を

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足元も抜け感を意識して、シルバー・ベージュ・エナメル系などの明るめカラーのパンプスが◎。ストッキングは黒ではなく、ナチュラルカラーのものを選ぶことで、全体が重くならず、上品な印象に仕上がります。
マナーを守って、黒ドレスを上品に着こなそう
結婚式での黒ドレスは、マナーやコーデの工夫次第で華やかに、おしゃれに着こなせるアイテム。全身黒でまとめず、明るい小物や華やかなアクセサリーでバランスをとることが大切です。上品さをキープしながら、お祝いの場にふさわしいコーディネートを完成させましょう。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。また、各商品のリンク先の価格は掲載当時のものです。
文/Mayuko